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共同通信
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2005年に兵庫県尼崎市で乗客ら107人が死亡したJR脱線事故から25日で18年となるのを前に、現場近くに新設された専門学校内の建物屋上に緑の塗料で「命」の文字が描かれた。
近くの線路沿いの畑で元々、近隣住民の松本三千男さん(87)が09年からダイコンの白い花で「命」の文字を作っていたが、高齢のため21年でやめた。その後、京都外国語大名誉教授の川口榮一さん(79)と妻ひさこさん(68)が跡地を借り、福祉などを学ぶ「アジア貢献ホスピタリティ専門学校」を今年4月に開校した。
花文字の思いを受け継ごうと松本さんらと話し合い、敷地内の学生寮の屋上に「命」の文字を復活させた。