衆参5補選、自民が山口4区制す

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共同通信
安倍元首相のポスターの前であいさつする吉田真次氏=23日夜、山口県下関市

 衆参5選挙区の補欠選挙が23日投開票された。衆院山口4区で自民党新人の元下関市議吉田真次氏(38)=公明推薦=が初当選を確実にした。衆院千葉5区と参院大分選挙区は自民と立憲民主党の候補が、衆院和歌山1区は自民と日本維新の会の候補が競り合う。衆院山口2区は自民と野党系無所属の戦い。昨年7月の参院選以来の国政選挙で、岸田政権の中間評価となる。与野党の次期衆院選戦略にも影響を与える。

 物価高・少子化対策や防衛力強化に伴う増税方針などが争点となった。

 山口4区は安倍晋三元首相の死去に伴う補選。千葉5区は、自民新人の元国連職員英利アルフィヤ氏(34)=公明推薦=と立民新人の元千葉県議矢崎堅太郎氏(55)が他の候補に先行。参院大分は、自民新人の飲食店経営白坂亜紀氏(56)=公明推薦=と立民の元参院議員吉田忠智氏(67)=共産、社民支持=が横一線の戦いとなっている。

 和歌山1区は、統一地方選前半戦の躍進で勢いに乗る維新新人の元和歌山市議林佑美氏(41)と自民の元衆院議員門博文氏(57)=公明推薦=が激しく争う。