首相、政権の安定運営へ全力

Published by
共同通信
岸田首相

 岸田文雄首相は、衆参5補欠選挙での自民党4勝を巡り、有権者の一定の信任を得たとして、物価高対策や子ども・子育て政策など重要政策の推進に全力を挙げる方針だ。入管難民法改正案など国会での法案審議も加速させ、政権の安定運営に万全を期す。議席ゼロに終わった立憲民主党は党勢立て直しを急ぐ。衆院和歌山1区で自民に勝利した日本維新の会は「全国政党化」が課題となる。

 自民は24日午後、首相も出席し、役員会を党本部で開催。統一地方選の知事選で保守分裂が相次いだことなどを踏まえ、結束を確認したい考えだ。和歌山での敗因の分析も進める。