Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は24日、今月の議長国ロシアの主催で「国連憲章の擁護を通じた多国間主義」を討論する公開会合を開いた。ロシアはウクライナ侵攻を正当化し、欧米が憲章の原則に反して利己的で排他的だとの持論を国連の舞台で展開。欧米や日本は侵攻当事国の主張に強く反発した。
議長を務めたロシアのラブロフ外相は約25分にわたって演説し、北大西洋条約機構(NATO)の脅威などを侵攻の理由に挙げた。「恥ずべきことに、日本は誰が広島と長崎に原爆を落としたのか黙っている」と述べ、米国が自国に都合の良い「ルールに基づく秩序」を各国に押し付けていると語った。