労協連の女性幹部が過労死

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共同通信

 2019年に日本労働者協同組合連合会センター事業団の女性幹部=当時(51)=がくも膜下出血で死亡したのは、過重労働が原因だとして、八王子労働基準監督署が労災認定したことが24日、分かった。遺族や弁護士が記者会見して明らかにした。

 事業団は、働き手が自ら出資して経営参加する「労働者協同組合」として活動。全員が意思決定に関わる働き方や地域社会への貢献を目指している。過労死問題に取り組む川人博弁護士は「崇高な理念を掲げても、過重労働の事実を直視し、改善しなければならない」と指摘した。

 女性は17年から東京・多摩地区や山梨県の責任者として、運営する保育所や高齢者施設を統括していた。