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共同通信
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相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪で死刑判決が確定した元職員植松聖死刑囚(33)の再審請求について、横浜地裁が棄却する決定をしたことが24日、弁護側への取材で分かった。決定は18日付。死刑囚側は不服として24日、即時抗告した。
弁護側によると、植松死刑囚は裁判員裁判で自身の考えが十分に審理されなかったとして、昨年4月に再審を請求。横浜地裁に主張を記した書面を提出したが、地裁は「独自の見解に過ぎず、確定判決の明らかな誤りを示していない」として退けた。
植松死刑囚は決定を受け、面会した弁護士に失望した様子を見せたという。