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共同通信
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茨城県の県立高で昨年7月、陸上部の練習で投じられたハンマーが部員の頭に当たり、頭蓋骨を折る重傷事故が起きていたことが25日、分かった。事案を公表した消費者庁は、待機場所に防護ネットが設置されていなかった問題を指摘。県教育委員会は、ネットがある他の学校や陸上競技場で練習するよう県立の中高に通知した。
消費者庁や県教委によると、昨年7月1日、陸上部のハンマー投げの練習で、部員が投じたハンマーが付近で待機していた別の部員の頭に当たった。部員は頭蓋骨骨折や脳挫傷、高次脳機能障害などの重傷を負い、数カ月入院した。現在は回復し、部活動に参加している。
県教委は事故を公表しなかった。