首相、5補選の接戦受け政策推進

04/24/2023

　岸田文雄首相は24日、衆参5補欠選挙で自民党が4勝したものの接戦区が多かった事情を踏まえ、無党派層に関心のある物価高・少子化対策といった政策実現を進め、次期衆院選で実績を訴える考えだ。立憲民主党の泉健太代表は、公認候補を擁立した3選挙区での全敗を受けた引責辞任を否定。より良い党運営を進めるため、敗因の分析に努めるとした。衆院和歌山1区で勝利した日本維新の会は次期衆院選に向け準備に着手した。

　岸田首相は自民党の茂木敏充幹事長、森山裕選対委員長と官邸で会談し、補選と統一地方選の結果を巡り意見交換。その後、党本部でも麻生太郎副総裁、茂木氏とも会った。