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共同通信
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岸田首相は25日、公明党の山口代表と官邸で会談し、性的少数者に対する理解増進法案を巡り、5月のG7広島サミット前に成立させるべきだとの公明の立場に理解を示した。「公明の主張を踏まえ対応する」と述べた。自民党は同日、LGBTなどを巡る議論を開始し、週内にも同法案を含めた議論を本格化させる方針を確認。ただ党内では保守系議員に強い反対論があり、合意形成を図れるかどうかが焦点となる。
山口氏は首相に対し「国際社会の取り組みなどを考えるとサミット前に法案を成立させることが望ましい」と伝達。首相は「多様性を互いに認め合い、包摂性に富んだ社会を作る政府の方針は、公明と同じ方向だ」と応じた。