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NY公共図書館、「週末休館」の危機
移民増対応で予算削減方針受け

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、「週末休館」の危機にさらされている。図書館に充てる予算2300万ドルの削減案が持ち上がっていることが、NYPLのアンソニー・マークス代表が職員に送った文書から明らかになった。ゴッサミストは文書の内容を報じた。
文書によると、予算が削減されれば、現在ある8つの図書館全てで日曜が休館となり、開館時間が短縮。大半の図書館は週5日の開館になる。現在空席になっているポジションを廃止し、将来退職する職員の代わりに新たな職員を補充することはないという。マークス氏は「望みを捨てず、このような削減を回避するために、できる限りのことをするつもりだ」と文書の中で訴えている。
アダムズ市長は今月初め、市の移民増加に対応するために必要な予算を捻出するとの理由で、全ての機関に対し、4%の更なる予算削減を求めていた。3月のメディアへの説明会で、図書館「削減」の可能性について問われたアダムズ氏は「市の全機関に効率化を求め、空席となっているポジションを探しているだけだ」と述べ、削減と称されることに反発していた。 予算削減案が承認された場合、クイーンズ、ブルックリン両区の図書館システムも、週末は休館する見込みだという。(23日、NBCニューヨーク)
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