ガバナーズ島を環境教育ハブに 全米初、調査・教育・ビジネスのハブ

 

 

ガバナーズ島を環境教育ハブに

全米初、調査・教育・ビジネスのハブ

 

Photo: ニューヨーク市のウェブサイトより / Skidmore, Owings & Merrill
Photo: ニューヨーク市のウェブサイトより / Skidmore, Owings & Merrill

 

ニューヨーク市のアダムズ市長は、ニューヨーク港に浮かぶガバナーズ島の40万平方フィートの土地に環境問題に関する調査・教育・ビジネスのハブ「ニューヨーク環境エクスチェンジ」を建設すると発表した。全米初の試みとして注目されている。

このプロジェクトはデブラシオ前市長が発案。コンテストの結果、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校のデザインが採用された。中心となる建物は木造。電力は自給自足ができ、市で初めて高度なサステナビリティーを実現する「リビングビルディング」の認証を受ける。そこにラボ、教室、オフィスなどができる。年間4500人の公立学校の生徒が学び、インキュベーション・プログラムを通じてベンチャー企業30社が支援を受け、6000人が環境関連ビジネスのトレーニングに参加する。

計画では10億ドルの経済効果と7000人以上の雇用を確保できるという。「全てのニューヨーカーが一緒に環境について学び、行動する場としたい」とアダムズ氏は抱負を語った。島を管理する「ガバナーズ島トラスト」のクレア・ニューマン会長も「ガバナーズ島は環境問題に取り組むには最適」と話している。アクセスはフェリーのみ。フェリーは15分間隔で運行予定だ。起工は2025年。28年の完成を目指す。(24日、パッチ)

 


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