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共同通信
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厚生労働省の感染症部会は27日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、5月8日から5類へ移行することを確認した。政府として移行の正式決定となる。移行後は全国で最大5万8千人分の入院患者を受け入れる体制であることが報告され、感染状況などを踏まえて予定通り移行して構わないと判断した。
5類移行を巡って政府は、8日午前0時に予定していた水際対策終了を、大型連休の開始に合わせて、今月29日午前0時に前倒しする方向で調整。文部科学省は5類移行後も、感染不安を理由に学校を休んでも欠席として扱わない特例措置を継続する方針。
部会では、移行後の医療提供体制について、全国の病院の約9割と診療所の一部を合わせた約8400施設の医療機関で入院に対応し、最大5万8千人分の受け入れ体制を確保する見通しであることを説明。外来で対応する医療機関数は約4万4千施設で、現在の約4万2千施設から増加するとした。