Published by
共同通信
共同通信
【ウィーン共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権に対抗する「国民抵抗戦線」などは26日、オーストリアのウィーンで開いた会合で「武装抵抗を含め、あらゆる闘争を支持する」との宣言を採択した。昨年9月の初会合では交渉による問題解決を強調したが、暫定政権が女性抑圧を強めたため対立を鮮明化させた。
会合は24~26日の3日間。アフガン北東部パンジシール州を中心に抵抗を続けるNRFの指導者アフマド・マスード氏や、崩壊した民主政権の閣僚ら約30人が参加した。
参加者らは少数民族や女性を含む包括政権樹立を求めている。マスード氏は「国の将来を考えると、選挙が必要だ」と訴えた。