中華航空機事故29年で慰霊式

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共同通信

 1994年に名古屋空港で乗客乗員264人が死亡した中華航空機墜落事故から26日で29年となった。現場近くの慰霊施設「やすらぎの園」(愛知県春日井市)で遺族らが慰霊式を行い「風化させれば事故がまた起きる。乗り物の安全に終わりはない」と訴えた。

 式では遺族会の山本昇会長(69)=岐阜県土岐市=らが献花した。山本会長は「飛行機事故は一歩間違えればたくさんの人が亡くなる。経験を継承していきたい」と述べた。

 事故は94年4月26日夜、台北発の中華航空機が着陸に失敗し墜落炎上。国内の航空機事故では、520人が死亡した日航ジャンボ機墜落(85年)に次ぐ惨事となった。