兵庫の立体迷路事故は腐朽が原因

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共同通信
「東条湖おもちゃ王国」の立体迷路施設=2021年10月10日、兵庫県加東市

 消費者安全調査委員会(消費者事故調)は27日、2021年に兵庫県の遊園地で木造立体迷路の床が抜けて利用客が転落した事故に関し、床板を支える梁が腐っていたことが原因だとする調査経過報告を発表した。同種施設は全国に数十あり、腐朽が発生した理由などを引き続き調べる。消費者庁は近年のレジャーでの事故例を挙げ、大型連休中の事故やけがに注意するよう呼びかけた。

 事故調などによると、21年10月、兵庫県加東市の遊園地「東条湖おもちゃ王国」で、木造5階建て立体迷路の3階の床が一部抜け落ち、2階部分に客7人が転落。うち2人が腰の骨を折る重傷、4人が打撲などのけがを負った。