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共同通信
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【ロンドン共同】英国の社会調査団体は28日、世論調査で英君主制の存続を「大変重要だ」と答えた人が29%にとどまり「記録的な低さとなった」と発表した。英王室に対しては若年層の関心が低く、チャールズ国王の戴冠式が行われる5月6日には王室廃止を訴えるデモも予定されている。
世論調査は今年1~2月に実施され、2400人余りが対象。君主制存続は「まあまあ重要だ」が26%、「あまり重要ではない」は20%、「全く重要ではない」は25%だった。
調査団体は、王室メンバーの在位記念や結婚、誕生は君主制維持の上で重要な役割を果たしてきたとし「王室が若年層にいかにアピールするかが課題だ」と指摘する。