侵攻反対の正教幹部と会談

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共同通信

 【ブダペスト共同】ローマ教皇フランシスコは29日、訪問先のハンガリーで、ウクライナ侵攻に反対して昨年6月にロシア正教会の要職を解任されたイラリオン府主教と会談した。教皇庁が発表した。詳細は明らかにしていないが「約20分間の和やかな会談だった」としている。

 ロシア正教会の最高位キリル総主教はプーチン大統領と親密な関係にある。イラリオン氏はロシア正教会の外相役と広報官を兼ねて総主教に次ぐナンバー2とみられていたが、ハンガリーの教会に突然更迭された。

 教皇は対話を呼びかけるためにロシア、ウクライナ両国を訪問する意向を示しているが、実現していない。