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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は29日までにフィンランド放送協会(YLE)などのインタビューに応じ、ロシアとの戦争が数年もしくは数十年続く可能性があると指摘した。ウクライナが準備する大規模反攻の成否は欧米の軍事支援次第だとの認識を示し「できるだけ多くの命を救いたい。そのためには武器の数が重要だ」と訴えた。
ロシア軍を撤退させ、2014年にロシアが併合したクリミア半島の奪還にも成功すると信じていると強調。「第3次世界大戦のリスクを高めるよりも、ウクライナを支援する方が安上がりだ」と述べた。
ウクライナ国防省情報総局の報道官は29日、クリミア半島セバストポリの石油備蓄施設で同日発生した火災について、ロシアがウクライナ中部ウマニの集合住宅を攻撃したことへの「天罰だ」と語った。ウクライナの関与は明言しなかった。地元メディアが伝えた。集合住宅の攻撃では子どもを含む23人が死亡した。