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共同通信
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【カイロ共同】エジプトのシシ大統領は30日、首都カイロで岸田文雄首相と共同記者発表を行い、スーダン情勢について、即時で恒久的な戦闘の停止が必要だとの見解を示した。スーダン危機は「純粋にスーダンの問題だ」として、外部勢力が干渉しないことも重要だと指摘した。
シシ氏は、ウクライナ危機による発展途上国の経済への影響に言及。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)議長である岸田氏に対し、こうした経済の課題がロシアによるウクライナ侵攻の問題と同様に注目されることを望むと強調した。
日本が建設を支援するカイロ近郊ギザの「大エジプト博物館」が開館する際には、岸田氏に出席してほしいとも述べた。