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共同通信
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四大公害病の一つ、水俣病が公式確認から67年を迎えた1日、熊本県水俣市で犠牲者慰霊式が営まれた。式は新型コロナウイルスの影響で中止や規模縮小が続いたが、4年ぶりに通常開催され、約620人が参列した。鎮魂の鐘が響く中、患者や遺族らは犠牲者を追悼し、黙とうした。
式で奉納する名簿には家族が希望する認定患者のみ記載されていたが、式実行委員会は未認定患者を含めた全ての犠牲者を対象にすると決め、今年から無記名に変更。「これまでに水俣病の犠牲となって亡くなられた全ての生命に慰霊の祈りを捧げる」と刻まれたプレートを奉納した。