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共同通信
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【エルサレム共同】マッカーシー米下院議長(共和党)は1日、エルサレムにあるイスラエル国会で「米国はイスラエルの安全保障を最大限支援し続ける」と演説し、両国の同盟関係を誇示した。米下院議長によるイスラエル国会での演説は1998年のギングリッチ氏以来2人目。イスラエルは今年、建国75年を迎え、マッカーシー氏を招待した。
バイデン米政権(民主党)とイスラエルのネタニヤフ政権はネタニヤフ首相が進める司法改革を巡り関係が悪化している。ネタニヤフ氏と米野党共和党には、蜜月ぶりをアピールすることでバイデン政権をけん制する狙いがありそうだ。
マッカーシー氏は演説で「米イスラエルには壊れることのない絆がある」と強調した上で、イスラエルとアラブ諸国とのさらなる関係正常化を希望すると語った。
パレスチナ問題には触れず、「2国家共存」を繰り返し訴えるバイデン政権との違いが浮き彫りになった。