闇バイト実態、漫画で啓発

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共同通信
漫画「ブラックジャックによろしく」のせりふを差し替えて闇バイトの危険性を啓発するチラシ(警視庁練馬署提供)

 「グループから抜けられなくなって人生終わるぞ」。交流サイト(SNS)で強盗や特殊詐欺の実行犯を募る「闇バイト」の実態を知ってもらおうと、警視庁練馬署が漫画家佐藤秀峰さんの人気漫画「ブラックジャックによろしく」のせりふを差し替えて危険性を啓発するチラシを作り、大学や専門学校で配っている。

 署によると、同作品は無償で二次利用ができるため、署員がせりふを考えた。強盗や特殊詐欺の実行役になるのは20代以下が多いとされ、練馬署の黒沢聡・生活安全課長は「若者に影響力のある漫画を通して危険性を伝えたい。怪しいバイトには絶対に応募しないでほしい」と話している。