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マダニ大量発生、ライム病を懸念
暖冬で雪解け早く、媒介でまん延

今年は暖冬で雪解けが早かったことから、例年より早くマダニが発生し、ライム病などのマダニが媒介する病気が広くまん延する可能性が懸念されている。
コネチカット州のマダニ専門家によると、通常なら200~300匹のところ、今年はこれまでに700匹以上のマダニが検査プログラムに送られている。
ライム病の名が同州のライムに由来する通り、同州では例年、ライム病が多数報告されている。地域により異なるが、マダニのシーズンは一般的に4月から10月。寒い冬の間は、ほとんど休眠状態で気温が上がると姿を現す。
マダニに刺されるのを防ぐ方法は、
①0.5%のペルメトリン含有製品で衣類を処理
②草地や森林地帯など、マダニが生息する場所では特に注意
③虫よけを使用④肌の露出を制限する
ーなど。
ライム病患者数は通常、6~8月にピークを迎える。発熱のほか、悪寒、疲労、筋肉や関節の痛みなどを引き起こし、抗生物質で治療する。ほとんどが回復するものの、未治療のまま放置すると悪化し、心臓病や消耗性の痛みなどの症状を引き起こすことがある。
ライム病は、米国で最も一般的なマダニ媒介感染症で、主に北東部と中西部で発生。全米では、毎年約47万6000人がライム病と診断されている。(4月29日、amニューヨーク)
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