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共同通信
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【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は3日、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0.25%引き上げることを決めた。1日にファースト・リパブリック銀行が破綻したばかりで金融システム不安が高まっているが、インフレ抑制を優先する姿勢を維持した。
利上げは2022年3月から10会合連続。短期金利の指標フェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を5~5.25%とする。相次ぐ米銀破綻を背景に金融不安が広がる中、銀行は融資を縮小し始めている。景気を冷やす利上げを継続したことで、先行きの景気悪化懸念が一層高まりそうだ。