客船の水先案内人が転落死、長崎

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共同通信

 5日午前5時半ごろ、長崎市伊王島付近の海上で、長崎港に入る大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの誘導業務に当たっていた水先案内人の大須賀祥浩さん(69)=横浜市=が、ボートからクルーズ船に乗り込もうとしたところ誤って海に転落した。長崎海上保安部によると、大須賀さんは10分後に救命ボートで救助されたが、死亡が確認された。

 長崎海保によると、大須賀さんはボートからクルーズ船と無線でやりとりし、安全に入港できるよう確認作業をしていた。作業を終えて移乗する際に転落した。

 新型コロナウイルスの影響で停止していた国際クルーズ船の国内受け入れは、今年3月から全国で順次再開している。