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共同通信
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【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は4日の理事会で、主要政策金利を0.25%引き上げて年3.75%にすると決めた。利上げは7会合連続。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で急上昇したインフレ率はピーク時と比べて鈍化しており、利上げ幅をこれまでの0.5%から縮小した。
ECBは昨年7月の理事会から利上げを続けており、上げ幅は昨年12月以降、3会合続けて0.5%だった。米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻をきっかけに欧州でも信用不安が高まった今年3月も0.5%の大幅利上げを決めた。
ユーロ圏20カ国の消費者物価指数(速報値)は、前年同月と比べた上昇率が4月は7.0%だった。