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共同通信
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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は7日、教団本部がある韓国で合同結婚式を開いた。教団によると、日本の約550人を含め56カ国から約2600人が参加した。式典の様子は、約200人が訪れた東京都内の会場にも中継された。信者にとって合同結婚式を経て生まれた子どもを育てることが教義に沿った人生とされるが、婚姻の自由の侵害も指摘されている。
韓国での式典は、ソウル中心部から北東約50キロに位置する京畿道加平の教団施設「清心平和ワールドセンター」で行われた。開始の数時間前から大型バスが続々と到着。合同結婚式のたびに花束を売りに来ているというソウルの女性(59)は「(安倍晋三元首相銃撃)事件の影響で日本からの参加者は減ると思っていたが、新型コロナウイルス禍前同様に多い」と話した。
東京都西東京市の山根道明さん(25)は教団の紹介で知り合ったコロンビア人女性との結婚を決めたといい「異なる文化の人を愛することが世界平和につながる」と語った。