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共同通信
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岸田文雄首相が韓国の尹錫悦大統領との会談で、歴史問題を巡り「心が痛む」と発言したのは、首相自身の判断だったことが分かった。日本政府関係者が8日、明らかにした。故安倍晋三元首相が2015年の元慰安婦合意の際に使った表現を踏襲した形。日本国内の保守層の反発を受けにくいと判断したとみられる。
関係者によると、訪韓前に外務省が歴史認識に関する過去の政府見解をまとめ、首相に渡した。「歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ」との日本政府の立場から、どこまで踏み込むかは首相の判断に委ねられた。首相が「心が痛む」と言及したのは、尹氏との少人数会合の場だったという。