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共同通信
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フリーの声優や音楽家らでつくる日本芸能従事者協会は8日、東京都内で記者会見し、AIの発展で表現の技術が奪われ、多くの人が仕事を失う恐れがあると訴えた。協会は同日、権利保護の取り組み強化といった法整備を求める要望書を文化庁などに送った。
協会は声優らのほか美術家や俳優、舞台スタッフなど約5万2千人の会員を抱える。声優や俳優らが実演しなくても、アニメや映画、音楽などがAIによって作られ、制作に携わるスタッフの仕事も失われる可能性が高いと指摘した。
現状でも権利保護は十分ではないとし、代表理事で俳優の森崎めぐみさんは会見で「AIの進展で働き方がさらに不安定になる」と主張した。