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共同通信
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エレベーター大手フジテックの創業家で元会長の内山高一氏は9日、大株主である香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が事実無根の指摘をしたことで名誉を毀損されたとして、オアシス側に損害賠償15億4千万円と謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に提訴したと明らかにした。
オアシスは、フジテックから内山氏ら創業家に便宜供与があったと主張。フジテックは今年3月、取締役会の決定に従い、当時会長だった内山氏を解任したが、解任理由を明らかにしていない。
内山氏は東京都内で記者会見し「裁判を通じ、オアシス側の主張が事実と異なると明らかにしたい」と述べた。