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共同通信
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JR東日本は9日、昨年3月に宮城、福島で震度6強を観測した地震被害を踏まえ、新幹線の新たな耐震計画を発表した。地震で沈んだり傾いたりする恐れの高い高架橋の柱や電柱の補強を2033年度までに終えるとしている。
地震は昨年3月16日発生。東北新幹線が脱線したほか、高架橋の柱の一部が損傷して桁が沈下するなどした。このため、大きな地震で深刻な損傷が生じる恐れがある柱計約1万9千本をまず優先的に補強し、それ以外の工事は34年度以降も進めるという。
また電柱も、27年度までに約4千本、33年度までにさらに約4千本を耐震化する方針で、残りの工事も順次拡大する。