凶器は被害者宅のナイフか

Published by
共同通信
家宅捜索のため、尾本幸祐容疑者の勤務先の中学校へ入る警視庁の捜査員=11日午後1時28分、東京都江戸川区

 東京都江戸川区の住宅で2月、住人の契約社員山岸正文さん(63)を殺害したとして、殺人容疑で中学教諭尾本幸祐容疑者(36)が逮捕された事件で、被害者宅にあったナイフが凶器として使われた疑いがあることが11日、捜査関係者への取材で分かった。ナイフは見つかっていない。警視庁小松川署捜査本部は11日、勤務先の区立中にある尾本容疑者の机やロッカーなどを家宅捜索した。

 捜査関係者によると、山岸さんは2月24日、自宅の玄関付近で、刃体がなくなったナイフの柄の部分を手に持って、血を流して倒れていた。同居する80代の母親は、このナイフを「自宅にあったもの」と説明している。