特養の暴行、死因は腹腔内出血か

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共同通信
埼玉県警本部

 埼玉県飯能市の特別養護老人ホーム「吾野園」で入居する男性(90)の背中を蹴ったとして、暴行の疑いで施設職員加藤肇彦容疑者(48)が逮捕された事件で、県警は11日、搬送後に死亡が確認された男性の死因が、打撲による腹腔内出血とみられると明らかにした。傷害致死容疑も視野に詳しい状況を調べている。

 県警によると、男性は元橋二三さん。事件は9日午後に発生し、県警は10日、加藤容疑者を逮捕した。「いろいろなことを頼まれ、腹が立って蹴った」と供述している。

 元橋さんは車椅子に座っており、介護の順番を待っている際に背中を蹴られたとみられる。