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共同通信
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静岡県湖西市立中で2年だった女子生徒がいじめ被害に遭いうつ病になった問題で、市教育委員会設置の第三者調査委員会が11日、いじめがあったと認定する報告書を公表した。学校側は早期にいじめ防止策を講じるべきだったと指摘した。
報告書では、2019年5月以降、女子生徒や保護者が部活顧問や学級担任に、部活での人間関係の悩みや心身の不調を訴えたのに加え、生徒は不登校状態だったことなどから、学校はいじめの疑いがあることを前提に対応できたと強調。
その上で、教員らは「いじめでない」との認識を改めようとしなかったとし「学校や市教委が対応を誤った結果、本人に回復不能な損害が生じた」と結論付けた。