紅しょうが容器に口付け業務妨害

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共同通信

 大手牛丼チェーン「吉野家」の大阪市内の店舗で、紅しょうがが入った卓上の共用容器に直接口を付けて箸でかき込んだとして、器物損壊と威力業務妨害の罪に問われた建設業嶋津龍被告(36)は11日、大阪地裁(高橋里奈裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。「(間違い)ありません」と述べた。

 起訴状などによると、被告は知人男性=同容疑で逮捕、その後釈放=と共謀し2022年9月29日未明、共用容器に入った紅しょうがを直接食べ、残った709グラムを他の客が食べられなくなる状態にし、店側の業務を妨害したとされる。

 検察側の冒頭陳述などによると、知人男性は被告の様子を撮影し、SNSに動画を投稿した。