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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米政権は、新型コロナウイルス感染症に関する公衆衛生上の緊急事態宣言を11日で終了した。国民の大半が感染やワクチン接種で一定の抵抗力を獲得し、大規模流行期を脱したと判断した。平時の感染症対策に移行する一方、ワクチンや治療薬を行き渡らせる努力は続ける。
宣言はトランプ前政権が2020年1月末に発令した。この間、新たに開発された医薬品は今後も使えるが、政府による買い上げから市場流通に変わる。ワクチン接種は医療保険が適用されて自己負担なく受けられる。一部の治療薬には負担が発生する。
検査に対する保険適用要請は終了し、各保険会社の判断に委ねる。