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共同通信
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2007年、ミャンマーで取材中に治安部隊に銃撃されて死亡した映像ジャーナリスト長井健司さん=当時(50)=のカメラが返還されたことを受け、契約先のAPF通信社の山路徹代表(61)が12日、東京都内で記者会見し、カセットテープの映像を公開した。「坊や、戻ろう」と呼びかける声が記録されていたといい、山路氏は撃たれる直前に長井さんが子どもを逃がそうとした可能性があるとしている。
映像は、07年9月27日に最大都市ヤンゴンで反政府デモを取材した際のもの。多くの市民が集まって旗を掲げている様子の他、「重装備した軍隊のトラックが到着しました」などと長井さんがリポートする姿が残されていた。