ARアプリで市内設備を探検
科学博物館、無料入場券も
体験型科学博物館「ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス(NYSCI)」は拡張現実(AR)を使って市内のインフラを科学的に学べる携帯アプリ「サイエンス・シティー・エクスプローラー」をベライゾンなどと共同でローンチした。 スマホアプリを消火栓や信号機など公共施設にかざすと、科学的に構造をイメージで説明してくれる。博物館の無料チケットが得られるなど、「ポケモンGO」のような楽しみ方ができる。
利用者はスナップチャットでサイエンス・シティー・エクスプローラーのレンズを入手する。このレンズで消火栓や信号といった公共物をスキャンすると、科学的構造が理解できる。例えば、交通標識に関しては、夜でも認識しやすいように反射シートが使われていること分かる。NYSCIのマーガレット・ハニー館長は「ニューヨーク市全体がSTEM(科学・技術・工学・数学)のラボになった。街に出て、目には見えない科学、エンジニアの世界を学び、探検してほしい」と話している。6つ以上の公共物について学ぶと、NYSCIの無料入場券がもらえる。
このアプリを開発したのはハイテクを社会的目的で活用することを目指す「ゴースプーキー」社。5G版はベライゾンの顧客のみ入手が可能だ。ベライゾンは「子どもたちは楽しみながら科学や工学に触れ、ユニークな学習体験をする」と指摘している。(11日、QNS)
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