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共同通信
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仙台市での先進7カ国(G7)科学技術相会合に参加した日本、英国、フランス、カナダと欧州連合(EU)の代表らは13日、東日本大震災で津波被害に遭った震災遺構・荒浜小(同市若林区)を視察した。郡和子市長が案内役を務め、校舎の2階まで津波が来て屋上に児童や住民300人以上が避難したとの説明を受け、真剣な表情で聞き入った。
当時校長だった川村孝男さん(67)も立ち会った。視察前、報道陣に「(もし津波が来るときは)子どもや住民の命を一人でも多く助けてほしい」と訴えた。
代表らはその後、東北大災害科学国際研究所を訪れ、災害時のロボット活用などに関する研究報告に耳を傾けた。