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共同通信
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サッカーJリーグは15日に30周年の記念日を迎える。1993年のリーグ戦開幕から歴史を重ね、今や日本代表の森保一監督(54)や野々村芳和チェアマン(51)ら元選手がリーダーとして先頭に立つ時代が到来した。
30年前の5月、森保監督は広島のユニホームを着て市原(現千葉)との開幕節のピッチに立った。現役で活躍後は、監督として広島で3度のJ1制覇。その後、日本人の元Jリーガーとして初めて日本代表監督に就いた。自らを育んだJリーグの未来へ「世界のトップになるため、さらに世界を見ながら成長していってほしい」と期待した。
元Jリーガー初のチェアマンも誕生した。野々村チェアマンは95年から市原などでプレーし、札幌ではクラブ社長も経験。地域密着の理念が着実に浸透してきた現状に「本来こうありたいと思っていた形になってきた」とリーグの成熟を語る。
日本サッカー協会の反町康治技術委員長(59)も横浜フリューゲルスで30年前の開幕節に出場。「当初の10チームから60チームになったのは本当に素晴らしい」と語った。