Published by
共同通信
共同通信
【プノンペン共同】カンボジアの選挙管理委員会は15日、7月の下院選を前にした政党と候補者の登録手続きで、必要書類を提出できなかったとして有力野党キャンドルライト党の参加を認めない決定を下した。選管当局は事実上、フン・セン政権の影響下にある。政権は野党弾圧を強めており、選挙から排除した。
キャンドルライト党は2022年6月の地方評議会(議会)選で善戦。40年近く首相の座を維持するフン・セン首相は長男への世襲を目指しており、障害となる野党を追いやった形だ。選挙の公正さや正当性が問われる。