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共同通信
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【ワシントン共同】2024年米大統領選に再選出馬を表明したバイデン大統領(80)が高齢を不安視される中、ハリス副大統領(58)の資質にも厳しい目が注がれている。大統領が職務遂行不能になった場合、直ちに権限を継承する要職にありながら、存在感を示せず支持率も低迷。政権奪還を狙う共和党の格好の標的になっている。
「バイデン氏の認知能力は不安定だ。国民は副大統領の資質も考慮しなければならないが、ハリス氏は米国で最も無能な公職者だ」。共和党候補指名争いに名乗りを上げたヘイリー元国連大使(51)は今月、保守系FOXニュースで批判を連ねた。
ハリス氏は黒人、アジア系、女性として初の米副大統領として注目を集めたが、担当の不法移民対策で指導力を発揮できなかった。政権内の確執も相次いで報じられ、求心力の低さも露呈した。
分析サイトのファイブサーティーエイトの10日時点の世論調査によると、ハリス氏の支持率は39.4%で、不支持率50.4%だった。