被爆地から発信「意義深い」

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共同通信
広島県庁で記者会見する湯崎英彦知事=16日午前

 広島県の湯崎英彦知事は16日の記者会見で、19日に開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)について「被爆地から核兵器のない世界に向けた力強いメッセージを発する貴重な機会だ。歴史的に見ても深い意義がある」と強調した。各国首脳らに対し「原爆資料館見学などで広島の惨禍を感じ、それをベースに国際情勢について議論してほしい」と求めた。

 湯崎氏は「開催地として、議論を安全安心に行うことができるよう全力で取り組む」とも述べた。さらに「食文化などあらゆる広島の魅力を伝えていきたい」として、サミットを通じた観光振興にも注力する考えを示した。