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共同通信
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【台北共同】台湾の最大野党、国民党は17日、中央常務委員会を開き、侯友宜・新北市長(65)を来年1月13日の総統選の党公認候補とすることを正式に承認した。台湾民衆党は党トップで前台北市長の柯文哲主席(63)の擁立を決定。与党、民主進歩党(民進党)の候補、頼清徳副総統(63)と事実上、三つどもえの争いになった。
中国が台湾への統一圧力を強める中、最大の争点は対中政策。中国は対中融和路線の国民党支持を鮮明にしており、中国との統一を拒否し「現状維持」を掲げる頼氏の追い落としを図り、偽情報を大量に発信するなど台湾世論の分断を狙う「認知戦」を強めていく。