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共同通信
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プロ野球西鉄(現西武)の強打者として黄金期を支え、選手兼任で監督も務めた中西太さんが11日に東京都内の自宅で心不全のため死去していたことが18日、分かった。90歳。高松市出身。
甲子園大会にも出場した香川・高松一高時代から豪打で「怪童」と呼ばれ、1952年に西鉄入りして新人王を獲得。稲尾和久、豊田泰光らと西鉄黄金期を築き、56年から3年連続の日本一を支えた。無類の飛距離で人気を集め、53年に36本塁打、86打点の2冠。本塁打王は4年連続を含む5度、首位打者2度、打点王3度獲得した。
62年に監督兼任となり、63年にリーグ優勝し、現役引退する69年まで西鉄で指揮を執った。