紙コップ再利用、G7取材拠点で

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共同通信
東洋製缶グループが開発した紙コップ再利用のための洗浄装置

 日本製紙と東洋製缶グループは18日、G7広島サミットの取材拠点となる広島市の国際メディアセンター内で、使用済み紙コップを洗浄して分別回収する実証実験を始めたと発表した。再利用につながる技術を体感してもらい、国内外のメディア関係者に資源循環の取り組みをPRする狙い。

 使用済みの紙コップは、飲み残しや汚れが付着していることから可燃ごみとして処分されていた。東洋製缶グループの企業が開発した装置では、使用済みコップを逆さまに置くと強い水圧で汚れが除去されるため、再利用が可能になるという。

 利用者自身がリサイクルの過程に参加することで、環境意識の向上にもつなげたい考えだ。