自民、衆院東京28区譲らず

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共同通信

 自民党は衆院小選挙区定数「10増10減」に伴う候補者調整を巡り、衆院東京28区で公明党候補の擁立を認めない方向で調整に入った。自民執行部は22日に東京都連の意向を確認した上で、来週中に公明側に通告する構えだ。複数の関係者が19日、明らかにした。公明は擁立が実現しなければ、東京で自民候補を推薦しない姿勢で、両党の駆け引きが激化しそうだ。

 東京28区では、自民は元職を擁立の方針。公明の石井啓一幹事長は9日、自民の茂木敏充幹事長に比例東京選出の公明現職を擁立する考えを伝達。自民が認めなければ、小選挙区と比例代表の重複立候補をさせ、東京の他の選挙区で自民候補を推薦しないとした。