ロシア軍、原発の防御強化か

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共同通信
ウクライナ南部のザポロジエ原発の入り口で警戒するロシア兵=3月29日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロイター通信は19日、ロシア軍がこの数週間、ウクライナ南部のザポロジエ原発周辺で防御態勢を強化していると目撃者の情報を基に報じた。ロシアは欧州最大の同原発を占拠し、軍事拠点化したとされる。ウクライナ軍は大規模な反転攻勢の実施を宣言しており、戦闘激化をにらんで守りを固めている可能性がある。

 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は19日、原発が立地するエネルゴダール近くに同日、砲撃があったとし「軍事的な緊張が高まっている」と懸念する声明を発表した。「原発を攻撃したり軍事拠点として使ったりしてはならない」と訴えた。