日本サハリン協会が札幌で総会

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共同通信

 第2次大戦後の混乱などで日本本土に引き揚げられなかった樺太(現ロシア・サハリン)残留邦人の帰国や生活を支援するNPO法人「日本サハリン協会」(東京)が21日、札幌市で総会を開いた。新型コロナウイルス禍の影響で対面開催は4年ぶり。両親が日本人で、19日に来日した奈良エレーナさん(53)は「体調を崩した(札幌市に住む)母に会えて、涙があふれた」と話した。

 同会によると、一時帰国者とその同伴家族計6人を含む約80人が参加。冒頭、斎藤弘美会長は会員の高齢化が進んでいることを受け「若い人がもっと集まるよう協力してほしい」と呼びかけた。