英首相「歴史的な瞬間だった」

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共同通信
G7広島サミット閉幕後に記者会見する英国のスナク首相=21日午後、広島市

 英国のスナク首相は21日、G7広島サミット閉幕後に広島市で記者会見し、ウクライナのゼレンスキー大統領のサミット参加を「歴史的に重要な瞬間だった」と評価した。G7首脳らと肩を並べた姿は、ウクライナを支援するG7の「結束と決意を示す力強いメッセージだ」と指摘した。

 スナク氏は英国がウクライナ軍パイロットの訓練を今夏に始めると明らかにした。ウクライナがロシアからの将来の攻撃を抑止できるように同盟国と連携して軍事支援を続けると表明した。

 核保有国、英国の首相として初めて広島を訪問したスナク氏は、原爆資料館で破れた学生服などを見たことに触れ「深く心を動かされた」と振り返った。